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USAのパルト・フラッツからのリシュー。多分初CD化。ドロシー・カーターはニュー・ヨーク出身のマルチ奏者兼シンガー・ソング・ライター(SSW)で、ダルシマー、チター、プサルテリー、ハーディ・ガーディ等の古弦楽器を主軸に、古楽、アシッド・フォーク、民族音楽、アンビエント、現代音楽、実験音楽等の狭間でジャンルレスな活動を続けた。本作は、78年にUSAチェレステ・レコーディングからリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、ドロシー、ゲイル・エドワーズ、ロバート・ラットマンの3人を基本に、曲によってドロシーの旦那さんのジョン・ナギー(ex.アース・オペラ,etc)、ロック・ネルソンが適時参加、スティーヴ・ベアとドロシーの共同プロデュース。概ね、ハンマー・ダルシマーまたはプサルテリーのミニマリスティックなリフ＆フレーズを基調に、タンブーラやパーカス、弓弾き金物、素朴なボーカルなどが適時絡む、ドローン・アンビエントとアシッド・フォークのハイブリット・サウンドを展開。ダルシマーやプサルテリーの響きは、わりとララージの「デイ・オブ・レイディアンス」に通底しているというか、ドロシーのラーガ調内包のボーカルも含め、しつこくない涼やかなスピリチュアル感が原初的なドローン感に収束しながら漂う感じも、ララージと共通する印象。曲によっては多少の実験色も内包されているが、楽曲自体はメロディアスで聴きやすく、全体にアシッド・フォーク方面のドリーミーな浮遊感も十分で、プカプカ＆フワフワの流していて心地好い好盤と思う。
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輸入盤
(Acid Folk/Drone,Progressive,Folk,Experimental / Jewel-case CD(2023) / Palto Flats/USA)
Dorothy Carter(vo,hammered-dlmr,psaltery,fl,p)
Gail Edwards(tamboura,log-ds,harp,bells,shakers)
Robert Rutman(bow-chimes,steel-cello)
John Nagy(b,mandola)
Rick Nelson(ds)
Produced by Steve Baer & Dorothy Carter
収録曲目
1.The Squirrel Is A Funny Thing...
2.Dulcimer Medley - Robin M'aime
3.Along The River
4.Summer Rhapsody
5.Waillee, Waillee
6.Celtic Medley
7.Autumn Song
8.Tree Of Life
