UKのマッドフィッシュから、プラケ2枚組でのリシュー。スティーヴ・ヒレッジはロンドン出身のギタリストで、プログレ系リスナーには何よりゴンクでの活動で知られていると思うが、アザッケル(ユリエル)、カーン、システム7の他、ソロ活動でも名を馳せるカンタベリー・ロックのビッグ・ネームの1人。本作は、タイトル通り79年3月28日にデュッセルドルフのフィリップス・ホールで行われたライヴ音源を収録した発掘ライヴ盤で、UKのゴンゾ・マルチメディア盤「ライヴ・イン・イングランド」と同じツアーの丁度1ヶ月後、全て初出音源。メンバーは、ヒレッジ、ミケッテ・ジラウディ、デイヴ・スチュワート、ジョン・マッケンジー、アンディ・アンダーソンの5人編成。デイヴ・スチュワートはこの後ユーリズミックスを結成するギタリストで、エッグやブルーフォードのキーボーティストではない。基本的には「グリーン」と「オープン」のレコーディング・メンバーが中心で、ヒレッジ流スペイシー・ファンク・プログレを展開していて、「グリーン」収録曲を軸に「フイッシュ・ライジング」や「モチヴェイション・レディオ」などの収録曲も織り交ぜたセレクト。ツアー終盤ということもあってか、非常に綿密かつ濃密で熟れたアンサンブルという印象で、流暢な2本のギターとスペイシーなシンセ、饒舌でノリのよいリズム隊の絡みは抜群。CD1の1曲目、CD2の3,10曲目など、「ライヴ・ヘラルド」のスタジオ・サイドに収録されていた曲群も含め、音質・バランスも共に申し分なく、ともかくも素直にカッコいい好ライヴ盤と思う。EUプレス盤
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輸入盤
(Progressive/Psyche,Jazz Rock,Canterbury / Jewel-case 2CD(2019) / Madfish/UK,EU)
Steve Hillage(vo,g)
Miquette Giraudy(syn,vo)
Dave Stewart(g,gl-g,vo)
John McKenzie(b,vo)
Andy Anderson(ds)
Producerd by Steve Hillage
収録曲目
(CD1):
01.New Age Synthesis (Unzipping The Zype)
02.Hurdy Gurdy Glissando
03.Light in the Sky
04.Unidentified (Flying Being)
05.Radio
06.The Dervish Riff
(CD2):
01.Hurdy Gurdy Man
02.Motivation
03.1988 Aktivator
04.Crystal City
05.Activation Meditation
06.The Glorious Om Riff
07.Meditation Of The Dragon
08.It's All Too Much
09.Electrick Gypsies (encore1)
10.Talking To The Sun (encore2)