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USAのキュニフォームからのリリース。リシャール・ピナスはパリ出身のギタリストで、ジル・ドゥルーズの下で哲学を学んでいた大学在学中にスキゾを結成、スキゾを母体として発展したエルドンでの活動で何より知られていると思う。現在もソロやメルツバウとの共演等々で精力的に活動を続けているある意味孤高の存在。本作は、13年にUSAキュニフォームからリリースされたアルバムで、前作「メタル／クリスタル」から3年振りのスタジオ作品。クレジット・メンバーは、ピナス、息子のダンカン・ニルソン、ノエル・アクショテ、オーレン・アンバーチ(ex.Sunn O)),etc)、ラッセ・マーハウグ、エティエンヌ・ジャウメット(ex.ゾンビ・ゾンビ,etc)、エリック・ボレルヴァの7人。概ね、ソロ名義アルバムとしては06年「メタトロン」以降の流れの上にある、エルドン時代に回帰したようなエレクトロニクス・ヘヴィ・サイケを展開していて、エルドン的ドラムに乗せてギター、エレクトロニクス、ノイズのインプロ合戦が炸裂。バイオレント感も十分だが、単に爆音ノイズということではなく、ミニマリスティックな曲としての輪郭の上での濃密なインプロヴィセイションで、やりっぱなしの散漫な演奏ではない。エルドン的要素と当世風ノイズが交叉する、ヘヴィ・エレクトロニクス系文句なしのサウンドというか、ともかくも圧巻で非常にカッコいい。全体に「メタトロン」に通じる印象の、暗さと深さが滲み出る正しくサイケな佇まいは、往年のエルドン＆ピナス愛好家は勿論、バンド感のあるエレクトロニクス・プログレが好きな人は、まずもって楽しめるだろう要チェックの好盤と思う。カッコよし！。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Psyche/Electronics,Noise,Drone / Jewel-case CD(2013) / Cuneiform/USA)
Richard Pinhas(g,electronix)
Noel Akchote(g)
Oren Ambarchi(ds,g,electronix)
Lasse Marhaug(electronix,noiz)
Duncan Nilsson(electronix,noiz)
Etienne Jaumet(syn,sax)
Eric Borelva(ds)
Produced by Richard Pinhas
収録曲目
1.North
2.Square
3.South
4.Moog
5.Circle
6.Drone 1
