オランダのユニバーサルから、2枚組の2for1シリーズでのリシュー。スリップ・ケース付きで、ここではそのスリップ・ケースを載せた。ミスター・アルバート・ショウは、モーゼス&スコーツとダーティ・アンダーウェアという2つのグループが合体する形で、69年にオランダのエイントホーフェンで結成されたグループで、本作は70年のファースト「ミスター・アルバート・ショウ」と、71年のセカンド「ウォーム・モーター」のカップリング2CD。プラケの単独盤2枚がスリップ・ケースに入っていて、2枚ともオリジナルはオランダのフィリップス。メンバーは、ファーストがベルタス・ボルハース、エリク・リンテルマンス、ボンキ・ボンハールツ、トム・ファウトゥバン、ブルール・ボーハルト、イネス、モーゼスの7人編成、セカンドがイネスとモーゼスを除いた5人編成、プロデュースは2枚ともペテル・クーエウイン。ファーストは、ブルースを基調としたヘヴィ・サイケと呼べるサウンドで、プログレの要素もある重厚な楽曲をハードネスのあるパワフルな演奏で展開。太いギター、妖しいオルガン、ドライヴするベース、ビシバシのドラム、粘っこいサックス&フルート、切れのよい女性ボーカル等々が炸裂していて素直にカッコいい。セカンドも概ね同傾向で、プログレ&ジャズ・ロック色が強くなっていて勢いのよさはファースト程ではないが、より凝っていて熟れている印象。どちらも上等な好盤だが、特にファーストはサイケ&ハード系愛好家にもアピールすると思う。日本での知名度が低いという意味では、かなりの掘出し物かも知れない。カッコよし!。
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輸入盤
(Psyche/Progressive,Blues,Jazz Rock/ Jewel-case 2CD(2014) / Universal/Holland)
Inez(vo)1
Moses(vo)1
Bertus Borgers(sax,fl,g,kbd,vib,vo)all
Eric Lintermans(g)all
Bonki Bongaerts(org,p,kbd,hmca)all
Tom Fautubun(b)all
Broer Bogaart(ds,per)all
Produced by Peter Koelewijn(all)
収録曲目
(Disc1 "Mr.Albert Show (1970/1st)"):
1.Act Of Love
2.Kings Of Galaxy
3.King Horse
4.Don't Worry
5.White Bear Skin Coat
6.Wild Sensation
7.There's A Sad Song In The Air
8.White
9.Revolver
(Disc2 "Warm Motor (1971/2nd)"):
1.Did You Really Find Somebody
2.I'm Not More Than A Sign
3.Electric Baby
4.Let It All Hang Out
5.Bantal
6.Woman