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UK/EUのラフ・トレードからのリリース。カーラ・ディロンはアイルランドのデリー州出身のトラッド・シンガー兼シンガー・ソング・ライター(SSW)で、90～00年代にかけてのオイガやイクエイジョンでの活動でも知られているかも知れない。本作は、03年にUKラフ・トレードとUKチャコール・レコードからリリースされたソロ名義セカンド・アルバムで、メンバーは、ボーカル＆ホイッスルのカーラと、ピアノ＆キーボード、ハーモニクム、メロディカ等々のサム・レイクマン(ex.イクエイジョン／カーラの旦那さん)を核に、カラム・マッコール(ex.リバティ・ホーセズ,etc)、ジェームズ・オグラディ、ブライアン・フィネガン、セス・レイクマン、キャロライン・デール、ベン・ニコルズ、ロイ・ドッズ、ジョン・レイノルズ(ex.シネイド・オコナー,etc)、リアム・ブラッドリー等々が曲によって適時参加、サムとレイノルズの共同プロデュース。トラディショナル、カーラとサムのオリジナルに、スウィニーズ・メンやサンズ・ファミリーのカヴァーを織り交ぜた構成で、トラッド元来のルーラルな素朴さやあまり前に出ない感じが、ちょっとエレガントで涼やかな当世風の味わいに収束する、しっとりした柔らかさのトラッド系フォーク・サウンドを展開。概ね、全編に渡って淡い郷愁感が担保されていて、ディープ過ぎず重過ぎずだがかといって決して軽くはないという、聴きやすさという意味ではわりと絶妙のバランスかも知れない。ホイッスルやイーリアン・パイプ、ヴァイオリン等を適時配置したケルト風味のアンサンブルも、これみよがしなあざとさがなく的を射たシンプルさが非常に上等で、パステル調の爽やかな風に吹かれる、流していて心地好い好盤と思う。素敵！。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Trad&Folk/Irish&British Trad,SSW / Jewel-case CD(2003) / Rough Trade/UK,EU)
Cara Dillon(vo,wsle)
Sam Lakeman(p,org,kbd,hnum,mdca,singing-bowls)
Calum MacColl(ac-g,el-g,zither)
James O'Grady(u-pipes,l-wsle)
Brian Finnegan(fl)
Seth Lakeman(vln)
Caroline Dale(cello)
Ben Nicholls(b,d-b)
Roy Dodds(ds)
John Reynolds(snare,ds)
Liam Bradley(tbrn,shaker,per)
Liam O'Maonlai(vo)
Mary Dillon(vo)
Produced by Sam Lakeman, John Reynolds
収録曲目
01.High Tide
02.The Winding River Roe
03.Everywhere
04.There Were Roses
05.Where Are You
06.The Gem Of The Roe
07.Bonny Bonny
08.Erin The Green
09.Broken Bridges
10.Falling Like A Star
11.Standing On The Stone
12.The Emigrant's Farewell
