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ドイツのシレーナ・レコードから、デジパックでのリシュー。エルスター・ジルベルフルークはハイデルベルク出身のグループで、インドへの長期旅行から帰国した旅行者3人と地元のミュージシャン3人によって71年に結成された。中世古楽からブレヒトまでの幅広い伝承風刺歌、大衆民謡、トラッドなどをレパートリーに、路上や広場で寸劇も交えたバスキング活動を開始、次第に評判を呼んで旧西ドイツ全土をツアーして回るようになり、74年にアルバム・デビューした。本作は、74年ファースト「イッヒ・ファー・ダーヒン」と、76年セカンド「コム・イン・マイネン・ローゼンガルテン」の2枚のアルバム全曲を収録した2in1CDで、多分どちらも初CD化、オリジナルはファーストが旧西ドイツのハンザ、セカンドが旧西ドイツのシュトクフィッシュ。メンバーは、ファーストにはクレジットがないが、おそらくどちらもウルリッヒ・フライゼ、トーマス・ツィーバルト、ハルトムート・ホフマン、バーバラ・グロッセ、ディートハルト・ヘス、ルッツ・ベルガーの6人編成と思われ、プロデュースはファーストがホルスト・コッホ、セカンドがギュンター・パウラー。概ね、どちらの作品も、『16～19世紀辺りのドイツ民謡を19世紀ロマン派時代に寄せたアレンジで展開した』曲を軸に、一部オリジナル曲を織り交ぜた構成で、トラッド然とした情感のバラッド、祝祭関連のダンス・チューン、オイレン・シュピーゲル風の風刺の効いたユーモラスな劇調のものなどなど。アコギ、ブズーキ、ギタロン、マンドリン、ヴァイオリン等を軸とした弦楽アンサンブルは非常に達者かつ流暢で、表情豊なボーカル＆コーラスも上等。ドイツ民謡にあまり馴染みがなくても、聴きやすくて十分に楽しめると思う。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Trad&Folk /Folk,Medieval Trad / Digi-Pack CD(2015) / Sireena/German)
Ulrich Freise(vo,g,bzki,fl)
Thomas Ziebarth(vo,g,fl)
Hartmut Hoffmann(vo,g,mdln,fl)
Barbara Grosse(vo,per)
Diethard Heth(guitarron,fl)
Lutz Berger(vln)
Produced by Horst Koch(1), Gunter Pauler(2)
収録曲目
"Ich Fahr Dahin (1974/1st)":
01.Zum Tanze Da Geht Ein Madel
02.Klein Wird Vogelein
03.Ich Fahr Dahin
04.Sag, Was Hilft Alle Welt
05.Junges Madchen Sath Am Strande
06.Mandolinentanz
07.Heut Scheid' Ich
08.Wacker Madchen
09.Laube Lindlein Laube
10.Grothmutter Schlangenkochin
11.Lied Vom Krautelein
12.Ein Maidlein Zu Dem Brunnen Ging
13.Schwartenhals
"Komm In Meinen Rosengarten (1976/2nd)":
14.Gruth Gott, Dich Schnoer Maien
15.Widele, Wedele
16.Ach Elslein, Liebes Elslein
17.Rondeau
18.Es Gingen Drei Gesellen
19.Rosengarten
20.Der Minnebote
21.Windeshall
22.Lichtumflossen Sinke Nieder
23.Feuerlein-Tanz
24.Nachtens War Ich Trunken
25.Drei Laub Auf Einer Linden
26.Laubblatter Tanzen
27.Rheinlander
