& 
!
(中古/USED CD)：98年日本ポリドール盤／国内盤・廃盤
(状態/CONDITION)：SLEEVE=B+ (痛み・汚れ有) / DISC=A (スリ傷微少、再生に影響なし)
レインボーは、リッチー・ブラックモアがディープ・パープル脱退後の75年に本格的に始動したグループで、押しも押されぬハード・ロック系のビッグ・ネーム。デヴィッド・カヴァーデイルとグレン・ヒューズの加入以降、パープルにファンク＆ソウル色が持ち込まれていくことを、リッチーが快く思っていなかったという背景の中で、74年の「嵐の使者」制作中に、リッチーが提案したクォーターマスの「黒い羊」のカヴァーが、他のメンバー達に却下されたことを契機としている。『なら自分でやるよ』的に、ロニー・ジェイムス・ディオが在籍していたエルフとともにソロ・プロジェクトを開始、アルバム用レコーディング終了後にパープル脱退を表明、そのままバンド活動に発展という流れ。本作は、75年にUKオイスター／ポリドールからリリースされたファースト・アルバムで、見開き紙ジャケ仕様、98年新規リマスター盤、ライナーは酒井康、歌詞・対訳付、邦題は「銀嶺の覇者」、リッチー・ブラックモアズ・レインボー名義。メンバーは、リッチー、ディオ、ミッキー・リー・ソウル、クレイグ・グルーバー、ゲイリー・ドリスコールの5人編成が基本で、曲によってショシャーナ・ファインシュタインが適時参加、マーティン・バーチ、リッチー、ディオの共同プロデュース。前述の「黒い羊(3曲目)」とヤードバーズのカヴァーの9曲目以外は、リッチーとディオの共作だが、楽曲もアレンジも全体にわりとメロディアスでプログレ色も内包されていて、むしろリッチー的パープルらしさはカヴァー曲の「黒い羊」に集約されているかも知れない。勿論リッチーとディオが主役だが、それなりにバンド感が担保されたアンサンブルはカッコよく、次作以降とはまた違った味わいの好盤と思う。
国内盤／国内プレス盤(Japanese-pressing CD)
(Blues Hard/Blues,Progressive / Paper-Sleeve CD(1998 Re-master) / Polydor/Japan)
Ritchie Blackmore(g)
Ronnie James Dio(vo)
Mickey Lee Soule(p,mltrn,cvnt,org)
Craig Gruber(b)
Gary Driscoll(ds)
Shoshana Feinstein(vo)
Produced by Martin Birch, Ritchie Blackmore, Ronnie James Dio
収録曲目
1.Man On The Silver Mountain/銀嶺の覇者
2.Self Portrait/自画像
3.Black Sheep Of The Family/黒い羊
4.Catch The Rainbow/虹をつかもう
5.Snake Charmer/へび使い
6.The Temple Of The King/王様の神殿
7.If You Don't Like Rock 'N' Roll/もしもロックがきらいなら
8.Sixteenth Century Greensleeves/16世紀のグリーンスリーヴス
9.Still I'm Sad/スティル・アイム・サッド
