ドイツのTRC傘下のバイ・オア・ダイからのリシュー。チャーリーは、インフリューエンスとルーク&ザ・アポストレスの2つのバンドのメンバー達が中心となって、メンバーが流動的な状態のまま71年にモントリオールで結成されたグループで、何よりウォルター・ロッシが在籍していたことで知られていると思う。本作は、72年にカナダRCAからリリースされた唯一のアルバムで、メンバーは、ギター&ボーカルのロッシを軸に、曲によってベースがジャック・ジェイシンガー、プラケシュ・ジョン、マーク・スミス、ハリー・マークス、ドラムがマイク・ドリスクロー、バリー・ケーンによるトリオ編成、プロデュースはヒリー・レオポルド。端的にジミヘン・フォロワーなロッシのブルージー・ギターを軸に、ストレートに炸裂するギラギラ系ブルース・ハード調サウンドを展開。ロッシのギター・プレイは、例えば同じカナダ人のフランク・マリノあたりと比べてよりワウを多用するスタイルで、その意味ではわりとサイケ色も強く顕れている印象があって、ノリのよいバンド感も含めラウドでB級感満点のスカっとした炸裂を堪能出来る。ともかくも、いかにもトリオらしいドカスカ&ブイブイのリズム隊に乗せて、野太い弾きまくりギターが炸裂する演奏は痛快で、楽曲もハード・ロック然としたカッコよさ十分。ハード・ロック愛好家なら、まずもって楽しめるだろう好盤と思う。それにしても、カナダにジミヘン・フォロワーが多いのは何か理由があるのだろうか?。この後、ロッシはムーンクエイクを経てソロ活動へ。
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(Blues Hard/Heavy Blues,Psyche / Jewel-case CD(1995) / Buy Or Die/German)