国内のマーキー/ベル・アンティークから、72年のライヴ音源3曲(7~9曲目)と、本作リリース後にヘクトール・スミスとジェームス・リザーランドが結成したマンチャイルドの未発表音源2曲(10,11曲目)の、計5曲(エソテリック盤と同じ)をボーナスで加えての、SHM-CD&17年新規リマスター、限定ペーパースリーヴでのリシュー。コーティング見開き紙ジャケ仕様、オリジナル・リリック・インナーバッグ入、歌詞対訳付。ディック・ヘクトール(ヘックストール)・スミスはラドロー生まれナイトン育ちのサックス&管楽器奏者で、53年から15歳でミュージシャンとして活動を始め、60年代にはアレクシス・コナーのブルース・インコーポレイテッド、ブラハム・ボンド・オーガニゼイション、ブルースブレイカーズ、スイート・ペイン等々を渡り歩いた。何よりコロシアムでの活動で知られていると思う。本作は、コロシアム解散後の72年にUKブロンズからリリースされたファースト・ソロ・アルバムで、邦題は「ア・ストーリー・エンデット」。メンバーは、ヘクトール・スミス、ジョン・ハイズマン、マーク・クラーク、デイヴ・グリーンスレイド、クリス・ファーロウ、グラハム・ボンド、ポール・ウィリアムス等々のコロシアム&テンペスト人脈を軸に、曲によってクリス・スペディング、カレブ・クゥアエ、ゴードン・ベック、ロブ・テイト等々が参加していて、ほとんどコロシアム的なブルージー・ジャズ・ロックを展開。演奏・楽曲ともにこの線としては文句なしにカッコよく、コロシアムが好きな人は勿論、ブルージー・ジャズ・ロック系愛好家ならまずもって楽しめるだろう好盤と思う。ボーナスのライヴ音源3曲も非常に圧巻&炸裂で、初出音源となるマンチャイルドのスタジオ音源2曲も、リザーランドの色が出た初期コロシアムとモーグル・スラッシュの折衷的サウンドで面白い。
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マーキー盤/国内プレス(Japanese-pressing CD)
(Progressive/Heavy Blues,Jazz Rock / Paper-Sleeve SHM-CD(2017 Re-master) / Belle Antique/Japan)