ドイツ/EUのドイチェ・グラモフォンから、限定アナログでのリリース。180重量ビニール使用の12インチEP盤(45rpm)。ブライアン・イーノはサフォーク州ウッドブリッジ出身の音響アーティスト、プロデューサー、コンポーザー、キーボーティストで、ロキシー・ミュージックでの活動を経て、クリムゾンのロバート・フリップと共作した2枚のアルバム以降、クラスターやハルモニアとの共演や、オブスキュア＆アンビエント・レーベルの設立など、いわゆる環境音楽／アンビエント・ミュージックの方向を確立していったビッグ・ネーム。ロジャー・イーノはブライアンの実弟のマルチ奏者で、ブライアンの83年アルバム「アポロ」に参加後、ケイト・セント・ジョン、ララージ等とのチャンネル・ライト・ヴェッセルやソロの他、音楽療法士としても活動している。本作は、20年3月にリリースされた兄弟名義初のアルバム「ミキシング・カラーズ」の続編として、20年8月にリリースされた7曲入12インチEP「ルミナス」で、メンバーは、キーボードのロジャーとプログラミング＆サウンド・デザインのブライアンの2人、プロデュースはブライアン。本編とほぼ同傾向の、サティ調のピアノ＆エレピを軸としたピアノ・ドローン・アンビエント・サウンドで、「鏡面界」的な澄んだ水の底的リヴァーブ＆モアレ、残響感も変わらず。ドローン感も十分に担保されているが、リフ＆フレーズのメロディアスさは若干増している印象で、その意味ではよりしっとりと落ち着いた空気感と佇まいかも知れない。ともかくも流していて心地好い、静謐で美しい好盤と思う。ドム・テオバルドの絵をあしらったスリーヴも素敵。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Psyche/Ambient,Minimal,Electronics / 180g Vinyl 12inch EP(2020) / Deutsche Grammophon/German,EU)
